法人の決算を何月にするかは自由に定めることができます。一般的には在庫が少ない月を選んだり、業務が比較的忙しくない月を選んだりします。在庫が少ない月を選ぶのは棚卸が楽だからです。
また、3月は他社の決算が集中するため会計事務所の繁忙期を避けたり、個人事業から法人成りした場合のように、個人事業時代との連続性を重視して12月を決算月とすることもあります。
良くない決算月の決め方としては、例えば5月10日に会社を設立したから、ちょうど1年後の5月9日を決算日にしたり、主要な得意先の請求の締日が毎月20日だから3月20日を決算日とするケースなどがあげられます。
これらは、いずれも月末を決算日としていません。一見合理的なようですが、実際に経理をしてみると大変やりにくく、このような決算月(日)の決め方は避けたほうが賢明です。
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